(株)ソク訳 金子るり子 社長インタビュー 学生起業家支援団体

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(株)ソク訳 金子るり子 社長

会社概要

【設立】2000年6月【資本金】1000万円

【事業内容】通訳・翻訳・ネイティブチェック・DTP編集、ローカライゼーションなど。

 

PROFILE

上智大学ドイツ文学科卒業/アメリカ・マサチューセッツ州及びドイツ・ケルン市(ケルン大学)に留学/サイマル・アカデミーにて翻訳・通訳を学ぶ/外資系企業および通訳・翻訳会社2社にて経験を積んだのち独立

 

1.御社の事業内容について教えていただけますか?

メインの事業内容は翻訳ですが、通訳もやっていますし、その他、クライアントさんのご要望に合わせて事業展開しています。具体例を挙げますと、雑誌週刊ダイヤモンドさんのHarvard Business Review のケーススタディの翻訳といったビジネス関連の仕事も多く扱っていますし、プレーステーションソフトの翻訳、FINAL FANTASYの漫画の英訳などの仕事も行っています。

 

2.「起業しよう!」と決めたきっかけは何だったのでしょうか?

はじめに就職した外資系保険会社で働いていたときに「私は語学の勉強をしてきたし、やっぱり語学に関係する仕事がしたい」と思い、サイマル・アカデミーさんで翻訳・通訳の勉強をしました。そして、次に就職した翻訳会社で、コーディネーターの仕事をしていたときに「私ならもっとこうしたいな」というアイディアが生まれ、それを出資者の方に偶然話したのがきっかけで起業しました。

 

3.会社勤めをされた際も、語学の勉強は続けていましたか?

保険会社に就職して3年ぐらいはとても忙しく土日出勤もあったので、それどころではありませんでした。けれど、4、5年目くらいから、これじゃだめだと思い、サイマル・アカデミーさんに通い翻訳・通訳の勉強をしました。

 

4.起業の際お金が必要だったと思うのですが、お金の工面はどうされましたか?

一人200万円ずつ出資しあいました。出資者を募ったのはよかったと思っています。もちろんお金の面でもよかったのですが、それ以上に足りない知識を補ってくれたり、違う見方から良いアドバイスをくれたりするので精神的にとても心強かったです。

 

5.起業してから一番ご苦労されている事は何でしょうか?

一番は、社員教育の難しさを実感しています。社員には楽しく仕事をしてほしいし、仕事に対してやる気も出してほしい。そして、お客様との打ち合わせもどんどんやってほしいけれど、最後は私に責任があるから手をかけてしまう。けれど、手をかけすぎてしまうと社員は、自分が信用されていないのではないかと思ってしまう。その辺りの程度が難しいですね。あとは、お客様でもお金を払っていただけないお客様がいたり、納期までに提出してくれない翻訳者がいたりと、苦労はたくさんあります。

 

6.経営者にとって必要なものは何でしょうか?

気力、体力、協力者ですね。例えば、風邪をひいてしまって体力がなくなると、気力も低下してしまうし、逆に、気力が低下してしまうと風邪をひてしまって体力がなくなってしまう。けれど、結局、私が崩れたら会社も崩れてしまうので健康管理には気をつけています。

 

7.起業家を志す学生にメッセージをお願いします。

起業はかっこいいというイメージがありますが、実際はもっと泥臭いもの。精神的にかなりのプレッシャーがあるし、金銭的な心配もあります。だから、起業はかっこいいことではないとしっかり理解して起業したほうがいいと思います。起業するのは簡単だけれど続けるのは大変。私は社会人になってから起業を考えましたが、大学時代にいろんな人とコミュニケーションをとって、仲良くなっていたことが今すごくよかったと思っています。起業するから仲良くしようというのはだめだけど、例えば、サークルの先輩や後輩、同級生、何でもいいのだけれど、いろんなことを経験して、仲間は大切にしたほうがいいですよ。