(株)アイケイコーポレーション  加藤義博 社長インタビュー 学生起業家支援団体

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(株)アイケイコーポレーション  加藤義博 社長

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[会社概要]
会社名: 株式会社アイケイコーポレーション 
本社所在地: 〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-6-10 恵比寿MFビル14号館5F
TEL 03-5773-8500  FAX 03-5773-8585
事業内容: オートバイの新しい流通システムを提案する「バイク買取専門店」の経営
代表者: 代表取締役社長  加藤義博
設立: 1998年9月(創業1994年9月)
資本金: 364,556千円(2005年8月末現在)
売上高: 12,084百万円(2005年8月期)
販売台数: 76,279台(2005年8月期)
従業員数: 391名 / 平均年齢29歳(2005年8月期)




[インタビュー]

『御社の事業内容について教えて下さい』

現在、「バイク王」という名前でオートバイの買取専門店を全国的に展開しています。電話一本で簡単に売却できるビジネスモデルで、お客様のご希望の時間帯と場所にお伺いし、出張買取を行っています。そして、お客様にお売りいただいたオートバイを整備し、業者オークションに出品するのが事業内容です。買取実績はNo1です。通常のバイク店では、わざわざ車輌を持ち込む手間がかかっていましたので、当社が提供するサービスはバイク業界で画期的だと思いますね。それとこのようなサービスを支えるための各種システムには力を注いでいます。PC査定やトラック配車のシステムなど当社独自のものとして、ありがたいことに賞をいただいたこともあります。


『加藤社長は、どのような学生時代を過ごされていましたか?』

学生時代はひたすらアルバイトをしていました(笑)。中華料理屋の出前や喫茶店のウェイター、引越しの手伝いなど様々なことをしていました。


『今思えば、学生時代にやっていて、起業していく上で役に立ったと思われることはありますか?』

バイクに触れ始めたのが学生時代でした。周りにオートバイの好きな友人が多かったので、バイクに触れる機会が多く、自然とオートバイ屋に興味を持つことになりました。


『それがこの業界に入るきっかけとなったのでしょうか?』

一度社会に出た後、不動産関係の資格を取るために専門学校に通っていたのですが、近くのオートバイ店でアルバイトをすることになりました。
その店舗は当時すでにバイクの買取にも注力していました。その後正社員にならないかという話をいただき、仕入れの仕事なども任せていただけるようになりました。そして社長から新たに買取専門店を出店したいと聞かされ、立ち上げに参加してみないかとお誘いを受けたのがきっかけですね。


『経営者の方々はいろいろなお付き合いがあると思いますが、加藤社長はどのような方とお付き合いをされていますか?』

オートバイ業界よりも異業種の方々と面識があります。同世代のメンバーで、年に数回集まって励ましあい、切磋琢磨する関係になりました。また、家族が参加できる交流会を行っています。夏はバーベキュー大会を開いたり、年末は奥さんとふたりで来てもらって、夫婦でチークを踊ったり、家族ぐるみで仲良くなることで、より親密な繋がりができるので、ビジネスの上でも嬉しい面があります。同世代のメンバーが集まることで人脈が増えましたね。


『社長同士のお付き合いよりも、社長と家族同士のお付き合いというのは珍しいですね?』

奥さん同士で仲良くなり、旅行に行ったり、ゴルフに行ったりしてくれるのでそれはありがたいですね。そして支えてくれる家族がいることで、自分達のやる気がおきます。家族と接する機会が少ないからこそ、家族で共有できる時間を大切に考えています。


『御社の魅力について教えて下さい!』

ベンチャースピリッツに溢れています!社員全員が前向きに仕事に取り組んでいますし、中には入社してすぐにチームリーダーを任される社員もいます。学歴はまったく重視しません。平均年齢も29歳と、若さに溢れチャレンジ精神旺盛な元気のある会社です。

 
『採用する際に最も重要としているポイントは何ですか?』

考え方や志の高さですね。チャレンジ精神、ポジティブな考え方、思いやりなどです。


『将来はどういった会社にされたいですか?』

当社は「オートバイライフの総合プランナー」を合言葉に、将来的にはオートバイに関わることをすべて事業展開したいと思っています。オートバイライダーのライフスタイルまで提案し、「オートバイと言えばアイケイコーポレーション」と言われる会社にしたいですね。
現在、海外との貿易も含め、国際的なビジネスチャンスを強く感じています。ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキさんの4大メーカーを超えたいですね。当社のキーワードは「夢」なので夢はでかいですよ(笑)。
またバイクには、今でも「危ない、不良、汚い」などの悪いイメージがありますので、それを少しでも変えていきたいですね。コアなライダーばかりでなく、よりカジュアルにオートバイを楽しめる新しいライフスタイルを提案し、女性のライダーを中心とした新しいライダー層を発掘していきたいですね。


『女性としては子供が乗せられるようなバイクが欲しいですよね。』

そういうものも今後作りたいと思っています。9月に1号店がオープンしました新ブランド「i-knew(アイニュー)」では、すでにペットのためのヘルメットなども販売しています(笑)。


『経営者と起業家に必要な要素は違うと思いますが、起業家に必要な要素は何だと思いますか?』

ベンチャースピリッツだと思います。起業家は、未来に生きる人です。もっとこのように社会を変えたいと考え、周りをどう巻き込んでいくかが重要ではないでしょうか。失敗してもいいと思います。矛盾と真っ向勝負し、改善することが必要ではないでしょうか。それが社会の発展に繋がると思います。


『経営者に必要な要素は、3つにまとめるとすれば何でしょうか?』

企業家のスピリッツ、マネジメントスピリッツ、職人のスピリッツだと思います。そして、それをバランスよくコントロールすることが必要ではないでしょうか。


『起業を目指す学生へのメッセージをお願いします!』

目標を持ってほしい。そして絶対にやってやるという信念を持って行動すること。社会に出ればつらいことはあると思うのですが、志が高ければおのずとクリアしていけると思います。そして一つ一つ真剣に問題を乗り越えていくことが積み重ねとなって、自然と自分自身の成長にも繋がると思います。